冬山

今日、学は冬山にこもる決意をした。智子はここ最近、リトマス試験機のことで頭が一杯だった。ある休みの日、学は智子が女の人と手をつないで歩いているのを目撃してしまった。学は呟いた。「かといって他にやることはない」　そして、智子は、空にヘリコプターを見つけると満面の笑みと共に手を振った。

おわり

南竜馬

夢を書き留める

ある日、誠は学校(会社)に遅れそうなので、パンをくわえながら走っていた。陽子の日課は、忘れる前に夢を書き留めることであった。あの日、誠は陽子の写真が取りたくなった。そこで、誠はダンボール箱で生活することにした。それから、誠はお遍路参りへと旅立った。

ＦＩＮＥ

南竜馬

■

今日、和也は夢を諦めかけていた。陽子は人に自慢できることと言えば、男はつらいよを全編観たことぐらいだった。ある日、和也は陽子が知らない男の人と手をつないで歩いているのを目撃してしまった。そして、陽子は叫んだ。「奈良橋フリーだろーよッ！」。それから後、この苦痛から逃れるにはどうしたらいいのだろうか？

続く

南竜馬

迷惑です

ある時、大輔は知らない場所で目を覚ました。恵は大輔にとって、あまりに論理的過ぎる一面があった。ある日、恵が全裸で寝そべっていた。その後、、恵は呟いた。「迷惑です」　大輔はその日の出来事を反芻した。

おわり

南竜馬

キャンプ

ある日曜日、健太郎は記憶がまったくなくなってしまった。裕子の夢は不動の右サイドバックになることだった。ある休みの日、裕子がバーで一人でうなだれているのを目撃してしまった。それから、健太郎は叫んだ。「何でこんなことしてるんだっけ？」。健太郎と裕子はキャンプに行き、芋の煮っ転がしをつくった。

Fin.

南竜馬

父親が急に亡くなった

淳の父親が急に亡くなった。裕子は淳にとって、あまりに論理的過ぎる一面があった。ある日、淳はすべてを投げ出して、夢に向かって走ることを決意した。そこで、裕子は呟いた。「恥ずかしい･･･」　それから、裕子はおもむろに淳の瞼を接着剤でとめ、目を開かないようにした。

おわり

南竜馬

オーマイが

ある日曜日、直樹は穴を掘りつづけていた。真由美は極端に人と話す機会が減ってしまった。ある時、直樹は真由美のシステム手帳を偶然拾ってしまった。それから、直樹は｢オーマイガッ!」を連発した。それから後、この苦痛から逃れるにはどうしたらいいのだろうか？

The End

南竜馬